ものづくり技術者のための履歴書の書き方
2014.06.06
コラム
履歴書、職務経歴書の書き方次第で、書類選考通過率は大きく変わります。また、面接の進め方にも影響しますので、有利に進められるように作成しましょう。
作成には時間がかかり、大変ではありますが、一つベースとなるものを作ってしまえば、あとが楽になりますので、時間をかけてでもきちっと自分の経験を伝えられるような書類を作りましょう!
今回は「履歴書」の書き方についてお話しします。職務経歴書については次回以降を予定しています。
履歴書の書き方(全職種共通)
基本的に内容よりも「流れ」が分かれば良いです
職務経歴書と役割分担をしたほうが見る側も分かりやすいです。必要最低限の記載という考え方で良いです。内容詳細は職務経歴書に記載しましょう。
手書きを求める企業もあります
機械設計職の場合、手書きのものが見たいという企業も少なくありません。その場合は、黒のボールペンまたは万年筆で丁寧に書きましょう。人材紹介会社等を利用する場合は、ワードやエクセル等で作成したものがあると良いです。
年については元号か西暦のいずれかに統一する
元号と西暦を混在させてしまっている方も少なくありません。履歴書全体で元号か西暦に統一しましょう。日本の場合は元号が多いです。
一番上の日付について
提出日または前日の日付を記入します。
写真
・スマートフォンやデジカメで自分で撮ったものはNGです。
・スピード写真も出来る限り避け、写真スタジオ等できちっとしたものを一つ撮っておきましょう。最近はデータでももらえるので、ネットからの応募などの場合は便利です。
・白黒ではなく「フルカラー」にします。昔は企業がコピーを部署に回したり、FAXを使ったりしていたので、白黒を推奨することがあった時代もありますが、今は絶対に「フルカラー」にして下さい。
・服装は派手過ぎず、暗くないカラーのスーツ、ネクタイ、白いワイシャツがベストです。
・髪型は前髪を下ろすと暗い印象になる場合もあるので、気をつけましょう。
・表情は目を大きめに開き、口角を上げましょう。
・履歴書原本に貼る写真の裏にはフルネームで名前を書きます。(剥がれた時の為)
住所
都道府県から記載します。
学歴は高校入学からでOK
小学校から書いても良いですが、高校入学からで良いです。
職歴
職歴はシンプルにします。時系列に会社名を正式名称で記載します。
職歴
平成○年○月 株式会社○○ 入社
平成○年○月 株式会社○○ 退職
平成○年○月 株式会社□□ 入社
現在に至る
以上
職歴詳細は職務経歴書に記載しますので、部署名等細かく書く必要はありません。ごちゃごちゃして見づらくなる可能性があります。
免許・資格
国家資格だけでなく、認定資格なども記載します。ただし、枠に入りきらないくらい資格を取得している方は、逆効果になる場合もありますので、応募する職種に関連するもののみに絞ったほうが良いです。自動車免許がある方は忘れずに記載しましょう。
趣味、特技、スポーツ
志望動機は履歴書ではスペースが狭いので、別紙または職務経歴書に記載します。ここでは、趣味、特技、スポーツを記載します。間接的な自己PRとなり、効果的です。例えば
本人希望記入欄
基本的にブランクで良いです。複数職種を募集している企業の場合は、希望職種を記載します。
最終的には各求人企業のカラーがありますので、それぞれに合わせた書き方が必要です。上記以外の細かい点については、下記から技術の分かる専門のキャリア・コンサルタントにご相談下さい。ものづくり業界向けの履歴書、職務経歴書のフォーマットのデータもお渡しできます。